「最近、眠れないんです」
「なんだか常に体が揺れている感じがするんです、ちょっと気持ち悪くて・・・」
田中薬局では最近こんなご相談が増えています。
春は万物が生まれ変わる時期で、人間は冬に蓄えられた陽気が体表に向かい、不安定な状態となります。
ホルモンバランスの乱れ、生活環境の変化、更に今年は震災から始まって、余震のみならず、計画停電もしくは電力不足への懸念、原発事故による放射能汚染、物資の不足、経済不安、雇用不安、不安材料は山ほどあります。
不安感をそのままにしておくと、不眠・耳鳴り・めまい・動悸といった症状へつながることもあります。
「何もやる気がでない」「眠れない」・・・
これらは「活動するための神経」と「リラックスするための神経」のバランスの崩れ → 「自律神経の乱れ」が原因なのです。自律神経が正常に働いていくためには血液がサラサラに流れていて、滞りなく全身を循環し、栄養と酸素を体の隅々まで送らなくてはなりません。
是非このページを参考にして、不安感を溜め込まないよう、ぐっすりと眠れるようにしていきましょう。
食べものにはそれぞれの作用があり、食べることは薬を飲むことと同じ位大切です。
それぞれの症状にあった食べものを上手に取り入れましょう。また控えるべきものは控えて、体調を整えましょう。
不安・心配・のぼせ・めまいにオススメの食べもの |
鶏のハツ・まぐろ・ひらめ・こんぶ・レタス・アスパラガス・セロリ・トマト・苦瓜・ピーマン・桃・イチゴ・はすの実・竜眼肉・ローズヒップ・ジャスミン、など
イライラ・ストレス・躁鬱にオススメの食べもの |
牛肉・鶏レバー・アサリ・キャベツ・セロリ・春菊・ちんげんさい・玉ねぎ・紫蘇・ぶどう・金柑・干し椎茸・酢・カモミール・ミント、など
控えるもの |
紅茶・緑茶・コーヒー・コーラなどカフェインの多いもの、清涼飲料水、刺激の強いもの、食品添加物、化学調味料、砂糖、動物性脂肪、など
また、食事は腹八分目が良いです。規則正しく決まった時間に食事を摂りましょう。
おすすめのつぼは【内関】と【失眠】という2つのつぼです。
いずれも左右両方(右腕・左腕、右足裏・左足裏)にありますが、ぐっと押した時に痛みの感じる方を重点的に行うと良いです。
気持ちがいいと感じるくらいの強さで、気分が悪くなる場合は控えましょう。
眠る前の習慣を、ちょっとだけ工夫するだけで改善するケースも多くあります。あなたの生活習慣に是非取り入れてみてください。
まず夕食ですが、就寝3時間前までに済ませておきましょう。胃が活動中には寝付きにくく、胃の消化活動に血が集中するため、眠りは浅くなります。
毎日23時までには就寝しましょう。眠れなくてもベッドに入る習慣をつけましょう。足元を温めるのは効果的です。半身浴や足浴で温まったら、すぐにお布団に入りましょう。
寝る前に脳を活性化させる本やテレビは厳禁です。リラックスできる落ち着いた音楽を聴く、ホットミルクや温かいハーブティーなどで体を温め、心を休めましょう。
日中は体を動かすようにしましょう。頭脳プレーのお仕事の方は特に脳と体のバランスが崩れやすく不眠になる方が多いです。会社帰りにジムやプールへ通う、帰宅時に一駅分歩く、帰宅後にストレッチをする、など、脳が働いた分、毎日体も動かしてみましょう。
リラックスにも就寝前のストレッチはオススメです。ゆっくり深呼吸をしながら体を伸ばして気血の流れをスムーズに。むくみ解消にも!
■ 代表的な漢方薬
・冠元顆粒(かんげんかりゅう)
・天王補心丹(てんのうほしんたん)
・酸棗仁湯顆粒(さんそうにんとうかりゅう)
・温胆湯エキス顆粒(うんたんとう)
・帰脾湯(きひとう)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
・十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
・抑肝散(よくかんさん)
・杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
・シベリア人参茶
その方の症状や状態によって使う漢方薬が違ってきます。
田中薬局では、漢方薬の試飲もできるほか、あなたの症状や状態にあったサンプルを差し上げています。ご来店・ご相談お待ちしております。
イスクラ天王補心丹
てんのうほしんたん
[第2類医薬品]
イスクラ温胆湯エキス顆粒
うんたんとう
[第2類医薬品]
イスクラ酸棗仁湯顆粒
さんそうにんとうかりゅう
[第2類医薬品]
★漢方薬は医薬品です★
服用の際は必ず専門スタッフにご相談ください。
また、服用に際してわからないこと、不安なこと、お困りのことなどがございましたら、お気軽に田中薬局にご相談ください。