ストレスと胃腸

ストレス

 

強いストレスを感じたり、ストレスフルな状態が続くと、「食欲不振」になったり「胃が痛い」「おなかがゆるくなる」といった症状から、胃炎や胃潰瘍、胃がんといった深刻な病気につながります。

これはストレスが起因となり、自律神経中枢の働きが低下し、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、胃液の分泌の増加や胃粘膜の生産低下などを引き起こし、自分自身を消化してしまうからです。

 

ストレスと胃腸

 

 

田中薬局  胃の病気

 急性胃炎(急性胃粘膜病変)
アスピリン系の薬を飲んだ時や、暴飲暴食などで急に胃部が痛くなったり、吐き気や嘔吐が起こります。

 慢性胃炎(慢性胃カタル)
胃もたれ、食欲不振、消化不良、胃部の痛みが頻繁に起こったり、長く続いたりしている状態です。アルコールの摂り過ぎ、不摂生、ストレス、またピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)が原因の時もあります。

 胃下垂
胃の下部が伸びている状態で、へそや下腹部のあたりまで下がってきてしまい、疲れやすい、胃もたれ、食欲不振などが起こります。

 逆流性食道炎
胸焼け、胸の痛みなど。胃液などが食道へ逆流し、食道に炎症が起こって、不快な症状が起こります。

 ウイルス性胃腸炎
ノロウイルス、ロタウイルスなどに感染することにより、嘔吐、軟便~水様便などの胃腸症状が、多くの場合、腹痛を生じながら起こります。発熱を伴うこともあります。

 胃潰瘍
胃痛、胃もたれ、胸焼け、げっぷ、嘔吐、吐血、下血など。自律神経の働きの低下により、胃粘膜が傷つけられる状態です。胃痛が続く場合は、検査を受けましょう。胃に穴があくこともあります。

 胃がん
近年、胃がんの死亡率は減少傾向にありますが、依然として、がんで亡くなる方の部位別としては、胃がんが第2位です。

 

 

田中薬局  鉄をも溶かす強力な胃酸、なぜ胃は溶けないのか?

鉄をも溶かす強力な胃酸、なぜ胃は溶けないのか?胃液の分泌量は一日に2000ml以上といわれています。
胃液の仕事は、細菌やウイルスの殺菌、有害物質の分解、及び食べたものの消化です。

空腹時はPh1-1.5ほど、食事中はPh4-5ほどの、非常に強力な酸性で、炭水化物やタンパク質、脂質を溶かして消化します。胃液の中に鉄を入れるとしばらくするとボロボロになりますが、すいかの種やとうもろこしなどは酸で解けない物質セルロースで守られている為、溶けずに十二指腸へと運ばれます。(植物の種はもとより食べられる事を想定している為と思われます)

これほど強力な胃酸が、5ミリほどの薄さの胃を溶かさないのは、胃粘膜があるからです。

胃粘膜は「食べものを食べたよ」という脳からの信号で、胃液と同時に分泌されます。また、胃粘膜自体が強いアルカリ性なため、胃酸が胃壁に触れようとしても直ちに中和されるという仕組みになっています。

しかし、何らかの原因で自律神経が乱れ、脳からの信号が正常に届かないと胃粘膜の分泌が足りない、あるいは胃酸の分泌が多すぎる、といったアンバランスが発生し、胃を溶かしてしまうことになります。

 

 

田中薬局  胃腸は脾胃

中医学では、胃など消化吸収に関わる器官を脾(ひ)と呼びます。

脾(ひ)は、統血や味覚・食欲の他、食べものを消化吸収し、栄養物や水分を体のすみずみに送り届ける働きを担っています。

そしてこの脾(ひ)の消化吸収の働きを助ける、疏泄(そせつ)の役割を担っている臓が肝(かん)です。

 

田中薬局肝(かん)には気のめぐりを調整する働きもあり、通常はストレスや過労による気の乱れも肝(かん)が調整しています。

しかし、例えば肝(かん)の機能が低下していたり、受けるストレスが多かったり、過労が蓄積したりしていると、気の流れが滞り、消化器系の脾(ひ)の働きに影響する事もあります。

滞った気が胃で発散されるとゲップに、腸へいくとおならになり、発散されずに溜まった状態では、膨満感や胸やけといった症状が表れます。

ですので「胃が痛い」「胃もたれがする」といった胃の症状全般に対して、中医学では脾(ひ)肝(かん)の両方がきちんと働いているかどうかを調べ、対応していきます。

 

 

田中薬局  胃のためにできること

胃の為には、原因を取り除くことが一番です。

薬のせいなら、薬をやめ、アルコールの多量摂取や喫煙、暴飲暴食をやめられれば良いのですが、ただ、ストレスフルと感じていても今の環境をおいそれと変えられない、という方も多いのが実状です。

少しずつ胃腸の働きを高め、胃を丈夫にし、ストレスに負けない健康な毎日を目指す為のポイントをおさえましょう!

  食事を抜かない、腹八分目で三食を食べる

  季節の野菜を、火を通してたっぷり食べる

  冷たいもの、生ものの飲食は控える

  就寝3時間前からは食べない

  充分な睡眠を心がける

  イスに座り、背筋を伸ばして食事する

  ひとくち30回は噛み、唾液の分泌を促す

  香辛料などの刺激の強いもの、味の濃いもの、添加物を避ける

  肥満と便秘は改善する

  空腹時の飲酒を避け、喫煙はやめましょう

あなたの体質や症状に合わせた漢方薬をお選び致します。

漢方薬の試飲やサンプルも差し上げております。お気軽にご相談にいらしてください!

 

 

田中薬局  食養生

脾(胃腸)を元気にするおすすめの食べものは・・・

田中薬局  脾を補う食べもの
鶏肉、牡蠣、わかめ、昆布、寒天、きのこ類、モロヘイヤ、オオバコ、キャベツ、かぼちゃ、栗、白菜、アロエ、バナナ、オレンジ、桃

 

田中薬局  ストレスを発散する
アサリ、シジミ、はまぐり、アワビ、レバー、ほうれん草、うど、ふき、たらの芽、セリ、香菜、ネギ、クコの実、菊花、柑橘類

 

イスクラ健胃顆粒
けんいかりゅう

[第2類医薬品]

イスクラ健胃顆粒

イスクラ健脾散エキス顆粒
けんぴさん

[第2類医薬品]

イスクラ健脾散エキス顆粒

イスクラ開気丸
じゅんぱいとうしょう

[第2類医薬品]

イスクラ開気丸

 

 

漢方相談なら田中薬局田中薬局では漢方薬の試飲もできるほか、あなたの症状や状態にあったサンプルを差し上げています。

「自分の生活スタイルにはどの漢方薬が必要なの?」
「子どもの急な体調変化に対応できる常備薬orサプリはある?」

という方も、ご来店・ご相談お待ちしております。

 

お気軽にお電話ください★田中薬局

 

 

坐骨神経痛

坐骨神経痛

 

坐骨神経痛に関係する症状には以下のようなものがあります。

  腰の痛み
  臀部の痛み
  太ももの裏、足の痛み・しびれ
  動くと悪化する痛み・しびれ
  足に力が入らなくなる
  座っていられなくなる

上記に挙げたうち特定の症状だけが強い場合や、または全てに該当するという方もいます。

腰痛との違いは、坐骨神経痛は腰やおしりに痛み以外にしびれやつっぱりを感じるところです。腰痛だけなら腰とおしりに重みや痛みを感じるだけです。

 

田中薬局坐骨神経痛とは、坐骨神経が何らかの原因で圧迫されて痛みやしびれといった症状を起こすことをいいますが、ひどくなると足指先までしびれがきます。

痛み止めやマッサージなどで、坐骨神経痛は一時的には良くなっても再発しやすく、根本から改善する方法はまた別にあります。

中医学(中国漢方)はもともと根本的な問題を解決し、根本から改善することを目的とする医学です。もちろん今ある症状に対応する対症法として標治(ひょうち)というものもあります。

今ある症状を緩和していきながら、もともとの問題を根本的に解決していければ良いと思いませんか?

 

田中薬局坐骨神経痛でコリを感じるところは左図のとおりです(青線は椎間板ヘルニア)。マッサージに行かれる方も多いのですが、腰椎が悪いからといって腰椎に刺激を与えるのはあまり良くありません。特に炎症が起こっている場合は悪化する可能性もあります。

どの部位のコリが強くても、実はおしりに出ているコリを温めることにより、足や腰のコリ、しびれ、つっぱりも緩んできます。おしりにあるコリを探してみてください。

 

 

田中薬局  坐骨神経痛の原因別種類

坐骨神経痛に至るものには以下のようなものがあります。
 
 椎間板ヘルニア
椎間板(ついかんばん)は、背骨(椎骨)と骨の間にあります。椎間板には体への衝撃を吸収するという役割があるため弾力性もあるのですが、この椎間板がはみだして神経が刺激されると、坐骨神経痛となります。
 
 梨状筋症候群
おしりの筋肉に梨状筋(りじょうきん)というものがあり、梨状筋の下に坐骨神経が通っています。スポーツや仕事などで梨状筋に負荷がかかり坐骨神経を圧迫すると、坐骨神経痛が出ます。
 
 脊柱管狭窄症
脊椎(せきつい:背骨)にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄(きょうさく:せまくなること)すると脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)といい、歩行中に腰の痛み、足の痛み・しびれ、つっぱり感が出て、ひどくなると足が前に出なくなります。
 
 腰椎すべり症
腰の骨の一部分が切れてしまうことで、レントゲンで確認することができます。腰椎が分離した部分が不安定になり、神経が刺激されると坐骨神経痛や脊柱管狭窄症の症状が出ます。
 
 腫瘍によるもの
背骨に癌が生成された場合や転移した場合、脊髄の腫瘍などが坐骨神経を刺激している場合に痛みが発生します。安静にしても痛みが変わらない、我慢できない激痛があるといった時には早めに病院へ行き検査を受けましょう。

 

 

田中薬局  中医学で考える坐骨神経痛

中医学(中国漢方)には経絡(けいらく)という考え方があります。経絡を一言で説明すると『気(生命エネルギー)が流れる道』のことです。そして経絡上には気が発するポイント=経穴(けいけつ:ツボ)があります。

坐骨神経痛に関係する経穴は全部で16個あります。うち膀胱経(ぼうこうけい)という種類のものが15個、胆経(たんけい)が1個、経絡や経穴にはそれぞれ名前がついています。

 

【右図参照】
・ 膀胱経25:大腸兪(だいちょうゆ)
・ 膀胱経27:小腸兪(しょうちょうゆ)
・ 膀胱経29:中膂兪(ちゅうりょゆ)
田中薬局 ・ 膀胱経31:ジョウリョウ
・ 膀胱経32:ジリョウ
・ 膀胱経33:チュウリョウ
・ 膀胱経36:承扶(しょうふ)
・ 膀胱経37:殷門(いんもん)
・ 膀胱経40:委中(いちゅう)
・ 膀胱経54:秩辺(ちっぺん)
・ 膀胱経55:合陽(ごうよう)
・ 膀胱経56:承筋(しょうきん)
・ 膀胱経57:承山(しょうざん)
・ 膀胱経59:フ陽(ふよう)
・ 膀胱経60:崑崙(こんろん)
・ 胆経30  :環跳(かんちょう)

 

中医学で坐骨神経痛と向き合う時には、この経絡(けいらく)の流れ、気・血・津液の流れに注目します。

といいますのも、坐骨神経痛などの痛みやしびれ、こわばりなどは、自然界の邪気のうち寒邪(かんじゃ)湿邪(しつじゃ)が関係してくると考えるからです。

邪気(じゃき)というのは、主に経穴から入りこみ、気・血・津液の流れのなかに侵入してきて、健康を害します。(対症法を行う場合は対象の経穴を鍼灸などによって温めると良いです。)

故に根本的な解決方法としては、体内に侵入・停滞している寒邪(かんじゃ)湿邪(しつじゃ)に出ていってもらうことから着手し、また再び寒邪(かんじゃ)湿邪(しつじゃ)を招きいれてしまわないよう対応していきます。

 

 

田中薬局  生活習慣チェックポイント

まずは日常生活において以下のチェックポイントを確認してみてください。
 
  生もの、冷たいものの飲食が多い(冷蔵庫で冷やした果物も含む)
  糖分や油脂分の多いものを好んで食べる(摂取量が多い)
  清涼飲料水やビール、お酒を一日200ml 以上飲む
  寒い場所での作業時間が長い(家庭や職場など)
  過労やストレスが蓄積している
  睡眠が足りないと感じる、または睡眠時間が5時間以下
  睡眠時間が10時間以上(成人)、または朝9時以降に起きる
  運動をほとんどしない、長時間のデスクワーク
 
あなたはいくつチェックがつきましたか?
上記は寒邪や湿邪を招いてしまう生活習慣ですので、改善できるところから改善してみましょう。ビールは特に危険です。冷たく冷やしたビールはまず胃を冷やし、次に熱を発し湿を作ります。

次におすすめの食べものをご案内いたします。

 

☆ 陽気を保つ温性の食べもの ☆
体温は環境(冬の寒い気候や寒冷地)や老化、食べもの、「運動しない・動かない」といった生活習慣などにより低下します。

体を温める食材は、羊肉・鶏肉・もち米・桃・ざくろ・ナツメ・レイシ・竜眼肉・生姜・山椒・紅茶などです。 冷えを感じやすい方は積極的に摂るとよいでしょう。

☆ 湿をとる(体内の余分な水分を排出する)食べもの ☆
余分な水分を排出してくれる食べものには夏野菜が多く、故に体を冷やす作用を併せもっていることが多いので注意が必要です。食性が平性か温性のものは、そら豆・小豆・とうもろこし・大根・鯉・らっきょう・生姜などです。

利湿には、はとむぎ茶がとても良いのですが寒性なので温かいお茶で飲みましょう。

☆ 気の流れを良くする食べもの ☆
気の流れを良くする食べものの代表はパセリやセリ、セロリといった香菜ですが涼性なので、玉ねぎ・マッシュルームなど。また気を補ってくれる食べものには、カツオ・サバ・黒豆・しいたけなどがあります。

☆ 腎の力を補う食べもの ☆
加齢に伴い、身体機能が衰えてくるのはある程度自然の理ですが、中医学の知恵を適応することで、老化を緩やかにしたり、100歳まで元気で健康で過ごす、といったことは可能です。黒米・黒豆・黒きくらげ・黒ごま・ひじきといった黒い食べものを積極的に摂りましょう。

 

坐骨神経痛を一度経験された方は「二度と繰り返したくない!」と思うと思います。生活習慣や食事で改善できれば良いのですが、間に合わない場合は漢方薬に助けてもらいましょう。

自然のちからを少しだけ借りて、生活環境を見直すことが坐骨神経痛の根本的な解決につながります。

 

 

田中薬局  ★わたしの体験談★

坐骨神経痛は本当につらいですね。

育児と家事、仕事に忙しく知らない間に無理が蓄積していたのでしょうか。まずはその痛みに閉口しました。

痛みをとるために田七人参茶を二包飲み、鎮痛剤なしで二時間くらいいけました。

それからぬるま湯のお風呂でじっくり体を温め、一日一回はほっとする時間を作りました。

そして経絡も忘れてはいけません。
鍼灸に通い、坐骨神経痛に関係する経穴に施術を行って頂きました。

平行して根本的な問題を解決するために、軟骨製剤と冠元顆粒(かんげんかりゅう)、益宝(イーパオ)を飲みました。私の場合、食養生は心得ておりますので必要な食物を積極的に摂るようにしました。

他にも活絡健歩丸(かつらくけんぽがん)という良い漢方薬もあります。

再発しやすいといわれている坐骨神経痛ですが今のところ私は元気に育児・家事・仕事に従事できています。

漢方薬は証にあっていれば確実に助けてくれる、その実感は今も変わりません。

 

漢方相談なら田中薬局田中薬局では漢方薬の試飲もできるほか、あなたの症状や状態にあったサンプルを差し上げています。

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顔面神経痛(三叉神経痛)

 

田中薬局に顔面麻痺の方がご来店されました。

三児のお母様で、寒い場所で勤務されていました。

ご来店された時は、明らかに顔がゆがんだ状態でした。また体の冷えが強く、ストレスフルな環境で、それでも気丈に頑張ってしまうお母様でした。

この方は虚血(きょけつ)の状態にあり、血虚によるオ血(おけつ:血の流れが滞っている状態)でした。冠元顆粒(かんげんかりゅう)と婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)で、後頭部の痛みもすっかりとれ、笑顔が戻られて本当に良かったです。

 

顔面神経痛(三叉神経痛)

 

次に当店へご相談にこられた方は顔面神経痛の男性でした。

痛みがひどい状態で、まずは田七人参茶(でんしちにんじんちゃ)を、根本的な問題を解決するために冠元顆粒(かんげんかりゅう)と婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、水快宝(すいかいほう)、益宝(イーパオ)を使い分け、対応していきました。

顔面神経痛、医学的には三叉神経痛(さんしゃしんけいつう)といい、顔面の知覚神経である三叉神経による強い痛みが特徴の神経痛です。

顔面神経というのは顔の運動神経のことで、これが麻痺すると筋肉が動かないため顔が歪んでしまう(顔面神経麻痺という:文頭の方)のですが、これとはまた違います。

そもそも三叉神経とは、12対ある脳神経の一つで、眼神経(V1:痛む場所は額・目)、上顎神経(V2:痛む場所は上の歯・頬)、下顎神経(V3:痛む場所は下の歯・下顎)の三本に分かれています。

膨張した血管が三叉神経を圧迫したり、または炎症(多くはヘルペスウイルス)をおこしたりして激しい痛みを引き起こす三叉神経痛の原因は、多くの医療専門家にとって謎、つまり原因不明とされています。

しかし中には脳腫瘍が原因となっていることもありますので、三叉神経痛の方はMRI検査を受けると良いでしょう。

 

顔面神経痛(三叉神経痛)

 

 

中医学で考えると、三叉神経痛はオ血(血の流れが滞っている状態)が根底にあります。

オ血に至るまでには様々な要因があり、大きく6タイプに分けられます。

気虚(ききょ:元気不足)
陽虚(ようきょ:冷え)
血虚(けっきょ:血が不足)
陰虚(いんきょ:のぼせほてり)
気滞(きたい:ストレスイライラ)
痰湿(たんしつ:ヘドロが溜まった)

また、オ血は大抵、積もり積もった生活習慣や食生活などに起因しています。

漢方薬の助けを借りると同時に、生活スタイルや食生活の見直しも必要であり、きちんと改善するには相応の時間が必要なこともあります。

三叉神経痛には、鎮痛剤やカルバマゼピン(抗てんかん薬)、神経ブロック(麻酔薬)などを適応されることがよくありますが、この副作用に悩まされる方も少なくありません。

痛みが緩和されるのは一時的で、脱力感・眠気・記憶障害・顔面のこわばり・表情の歪みなど、次第に表情から笑みが消えていくのが私には耐えられません。

顔面神経麻痺や三叉神経痛にお悩みの方は、どうぞ田中薬局へご相談にいらしてみてください。

「漢方薬は苦そうで続けられるか不安」「いくらくらいかかるのか」など、ご相談は無料です。また漢方薬の試飲やあなたの体質や症状に合ったサンプルも差し上げております。

お気軽にご来店ください☆

 

[メモ]
三叉神経痛が表れやすいのは、50歳前後、男性より女性に多く、その値は2倍から3倍といわれています。 三叉神経痛は病院対応の場合一般的に、症状の寛解(一時的に良くなること)はありますが、完全に治すことは困難で、進行性のものです。

しかし漢方相談や鍼対応が多くの方に喜ばれているのも事実です。副作用の気になる方、今の治療に不安や不満のある方、是非一度田中薬局へご来店・ご相談ください。

 

 

漢方相談なら田中薬局
田中薬局では漢方薬の試飲もできるほか、あなたの症状や状態にあったサンプルを差し上げています。

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高血圧対策

高血圧

 

医療機関で図った血圧の数値が、
140/90  mmHg
(上が140以上、または下が90以上)

または
自宅で図った血圧の数値が、
135/85  mmHg
(上が135以上、または下が85以上)

の場合を高血圧と診断されます。

 

高血圧

 

高血圧は、脳血管疾患、心疾患、動脈硬化症、認知症などの病気につながる可能性があります。

血圧上昇によって起こる症状には、頭痛・頭重感・めまい・動悸・吐き気・不眠などがありますが、自覚症状がないと何もないことも多く、日本人50歳以上の二人に一人が高血圧で、脳卒中や心筋梗塞の恐れがあるといわれています。

こうした高血圧には、その原因がハッキリしない本態性(一次性)高血圧と呼ばれるケースがほとんどです。

遺伝的な要因や食事の不摂生、ストレス、運動不足、過労といった生活習慣病の積み重ねが原因と考えられています。

そのため、現代医学では、高血圧症に罹ると、終身服用が必要な疾患とみなしています。中医学では、「オ血(おけつ)」は『万病の元』ととらえ、血管や血液を健やかに改善することで血圧を安定させるという特徴があります。

 

 

田中薬局  高血圧の中医3タイプ

中医学では、高血圧はオ血(おけつ)によるものと考えられています。

オ血(おけつ)とは、血液の流れが滞っている状態で、血管に溜まった汚れやドロドロ血で血液が悪くなっている状態です。

まずは基本となるオ血(おけつ)の改善対策(漢方薬と食養生)を行い、それにタイプ別の対策を加えていきます。

 

高血圧の中医3タイプ

 

高血圧の中医3タイプ
神経質な方、ストレスフルな環境にいる方に多いタイプです。

ストレスによって肝の気(生命エネルギー)の流れが滞っている肝気鬱結(かんきうっけつ)の状態です。

イライラ、怒りっぽい、喉の詰まり感・胸のもだえ感、おなかが張るといった症状を伴います。

 

高血圧の中医3タイプ

食べ物では・・・
金針菜、大豆、紫蘇、金柑、なつめ、ユリ根、ハスの実、陳皮、ハッカなど

漢方薬&オリエンタルハーブ
逍遙丸(しょうようがん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、帰脾湯(きひとう)、酸棗仁湯顆粒(さんそうにんとうかりゅう)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、二至丹(にしたん)、珉好(ミンハオ)、シベリア人参茶など

 

 

高血圧の中医3タイプ
血液・陰液(体を潤す体液)の不足のため、血流が弱くなっている状態です。

川で例えると干上がっている状態。

めまい、貧血、血色が悪い、肌荒れ、口の渇き、手足のほてりなどの症状を伴います。

 

 

高血圧の中医3タイプ

食べ物では・・・
なつめ、プルーン、レバー、ほうれん草、人参、葡萄、ライチなど

漢方薬&オリエンタルハーブ
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)など

 

 

高血圧の中医3タイプ
血液の運搬には気(生命エネルギー)が必要です。

気が不足していて血液を円滑に流す事ができない状態です。

体力がなく疲れやすい、食欲がない、動悸や息切れ、倦怠感といった症状を伴います。

 

高血圧の中医3タイプ

食べ物では・・・
長芋・大和芋・自然薯などの山芋、牛肉、海老、うなぎ、きのこ類など

漢方薬&オリエンタルハーブ
補中丸(ほちゅうがん)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、シベリア霊芝など

 

 

田中薬局  高血圧はなぜ悪い

心臓が血液を体のすみずみまで送り届ける時に、血管にかかる圧力が高い状態を高血圧といいます。圧力が高いと心臓に負担がかかりやすくなりますし、血管の壁が厚くなり、硬くなっていきます。

この状態を長期間放置しておくと、心臓は疲れ、血管はもろくなり、血栓ができやすい環境を作ってしまい、その結果、心疾患、脳血管疾患、動脈硬化、肝臓病などを誘発していくのです。

これらの病気を防ぐ為には、まずしっかり高血圧対策をして、血圧を正常にしておく事が大切です。

 

 

田中薬局  生活養生でバッチリ対策!

上記の症状に心あたりのある方は、まずそのウィークポイントをしっかり改善しておきましょう。そして同時に以下の心得をご参考ください。

田中薬局  睡眠時間は7~8時間とる
7~8時間睡眠している方と比べた時、睡眠時間5時間の方の高血圧の発症率は2.1倍であるとわかっています。また、睡眠時無呼吸症候群の方はしっかり改善しましょう。

 

田中薬局  肥満の方は、肥満解消する
飽食の時代ですが、一日一日の食事に気を配り、こまめに動いてみましょう。一日の終わりにその日飲食したものを全てメモに書き出してみると良いです。少し前の日本人はお米に香の物、めざし、味噌汁などの食事を日に2回ほど、質素な食生活でした。食べ過ぎていないか、脂っこいもの、カロリーの高いもの、味の濃いものを毎日食べていないか、チェックしてみましょう。

また、立派な2本の足があるので、移動手段はなるべく徒歩、エレベーターエスカレーターを使わずに階段を使う、ちょっと動く時も他人を使わず自分の足で動きましょう。週末だけでも良いですが、なるべく毎日続けられる軽い運動を日課にすると良いでしょう。

BMI(体格指数)=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIが25以上=肥満です。

 

田中薬局  塩分を控え、腹七分を心がける
一日の消費カロリー = 摂取できるカロリーです。

食べすぎ飲みすぎを避ける為にも、ゆっくり噛み、腹七分を心がけましょう。また、塩分を摂れば摂るほど、腎臓への負担も大きくなります。特に食塩感受性の高血圧の方(『血液量が多すぎて高血圧になる人』の傾向が強い)は減塩が不可欠です。ダシを上手に使うと減塩できます。動物性脂肪を控えて、ビタミンミネラルたっぷりの根菜や海草を取り入れると良いでしょう。

高血圧対策

 

田中薬局  禁煙する
喫煙には血管収縮作用があります。喫煙されている方は直ちに禁煙されることをおすすめ致します。

 

田中薬局  節酒する
体重を減らす、運動する、減塩する、この3つに続いて「節酒する」ことで血圧を下げられる事がわかっています。お酒はほどほどに、目安は一日コップ1杯まで、週に二日は休肝日をとる、といった対応が望ましいでしょう。

 

田中薬局  趣味をもつ
精神的なストレスは、なかなか避けて通れるものではないかも知れません。
神経質な方やストレスフルな方は、趣味をみつけて、気分転換を図ると良いでしょう。

一日一回、鏡の前で自分の笑顔をチェックするのも良いです。
実は楽しくなくても笑顔を作り、鏡で視覚的に見ることによって脳をだます(楽しい、と思い込ませる)事が出来るといわれています。笑う門には福きたり、笑顔で毎日過ごしましょう。

 

 

田中薬局  生活習慣を改善して★血圧の安定を★

~食事~
塩分は控えめに(醤油の代わりにポン酢を使うのもおすすめ)
食べ過ぎによるカロリー過剰を避ける
加工品よりも新鮮な食材を積極的に摂る
動物性脂肪を控えめにし、ビタミンなどのミネラルや食物繊維を取り入れる
飲酒は控えめが肝心
(日本酒は一日一合くらいまで、ビールは中1本程度、ワインはグラス2杯程度を目安に)
喫煙を控える

~運動~
有酸素運動がおすすめ
(ラジオ体操やウォーキング、太極拳など、ゆったりと身体を動かす運動を)

~睡眠~
質の良い睡眠を毎日とる。
(特に22時~2時の時間帯は睡眠のゴールデンタイムなので、22時就寝を心がけましょう)

~趣味~
ストレスは高血圧の大敵です。気軽に楽しめる趣味を見つけて、上手にストレス発散を。

~排便~
毎日スムーズな排便を。食物繊維の多い食材や乳酸菌(ヨーグルト等は避ける)などを積極的に。

~入浴~
ぬるめのお湯(40℃以下が目安)に10分くらい。
血流が良くなってリラックス効果も。

 

 

イスクラ冠元顆粒
かんげんんかりゅう

[第2類医薬品]

イスクラ冠元顆粒

イスクラ参茸補血丸
さんじょうほけつがん

[第2類医薬品]

イスクラ参茸補血丸

珉好
ミンハオ

[健康食品]

珉好

 

漢方相談なら田中薬局★漢方薬は医薬品です★
服用の際は必ず専門スタッフにご相談ください。
また、服用に際してわからないこと、不安なこと、お困りのことなどがございましたら、お気軽に田中薬局にご相談ください。

 

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