顔面神経痛(三叉神経痛)

 

田中薬局に顔面麻痺の方がご来店されました。

三児のお母様で、寒い場所で勤務されていました。

ご来店された時は、明らかに顔がゆがんだ状態でした。また体の冷えが強く、ストレスフルな環境で、それでも気丈に頑張ってしまうお母様でした。

この方は虚血(きょけつ)の状態にあり、血虚によるオ血(おけつ:血の流れが滞っている状態)でした。冠元顆粒(かんげんかりゅう)と婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)で、後頭部の痛みもすっかりとれ、笑顔が戻られて本当に良かったです。

 

顔面神経痛(三叉神経痛)

 

次に当店へご相談にこられた方は顔面神経痛の男性でした。

痛みがひどい状態で、まずは田七人参茶(でんしちにんじんちゃ)を、根本的な問題を解決するために冠元顆粒(かんげんかりゅう)と婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、水快宝(すいかいほう)、益宝(イーパオ)を使い分け、対応していきました。

顔面神経痛、医学的には三叉神経痛(さんしゃしんけいつう)といい、顔面の知覚神経である三叉神経による強い痛みが特徴の神経痛です。

顔面神経というのは顔の運動神経のことで、これが麻痺すると筋肉が動かないため顔が歪んでしまう(顔面神経麻痺という:文頭の方)のですが、これとはまた違います。

そもそも三叉神経とは、12対ある脳神経の一つで、眼神経(V1:痛む場所は額・目)、上顎神経(V2:痛む場所は上の歯・頬)、下顎神経(V3:痛む場所は下の歯・下顎)の三本に分かれています。

膨張した血管が三叉神経を圧迫したり、または炎症(多くはヘルペスウイルス)をおこしたりして激しい痛みを引き起こす三叉神経痛の原因は、多くの医療専門家にとって謎、つまり原因不明とされています。

しかし中には脳腫瘍が原因となっていることもありますので、三叉神経痛の方はMRI検査を受けると良いでしょう。

 

顔面神経痛(三叉神経痛)

 

 

中医学で考えると、三叉神経痛はオ血(血の流れが滞っている状態)が根底にあります。

オ血に至るまでには様々な要因があり、大きく6タイプに分けられます。

気虚(ききょ:元気不足)
陽虚(ようきょ:冷え)
血虚(けっきょ:血が不足)
陰虚(いんきょ:のぼせほてり)
気滞(きたい:ストレスイライラ)
痰湿(たんしつ:ヘドロが溜まった)

また、オ血は大抵、積もり積もった生活習慣や食生活などに起因しています。

漢方薬の助けを借りると同時に、生活スタイルや食生活の見直しも必要であり、きちんと改善するには相応の時間が必要なこともあります。

三叉神経痛には、鎮痛剤やカルバマゼピン(抗てんかん薬)、神経ブロック(麻酔薬)などを適応されることがよくありますが、この副作用に悩まされる方も少なくありません。

痛みが緩和されるのは一時的で、脱力感・眠気・記憶障害・顔面のこわばり・表情の歪みなど、次第に表情から笑みが消えていくのが私には耐えられません。

顔面神経麻痺や三叉神経痛にお悩みの方は、どうぞ田中薬局へご相談にいらしてみてください。

「漢方薬は苦そうで続けられるか不安」「いくらくらいかかるのか」など、ご相談は無料です。また漢方薬の試飲やあなたの体質や症状に合ったサンプルも差し上げております。

お気軽にご来店ください☆

 

[メモ]
三叉神経痛が表れやすいのは、50歳前後、男性より女性に多く、その値は2倍から3倍といわれています。 三叉神経痛は病院対応の場合一般的に、症状の寛解(一時的に良くなること)はありますが、完全に治すことは困難で、進行性のものです。

しかし漢方相談や鍼対応が多くの方に喜ばれているのも事実です。副作用の気になる方、今の治療に不安や不満のある方、是非一度田中薬局へご来店・ご相談ください。

 

 

漢方相談なら田中薬局
田中薬局では漢方薬の試飲もできるほか、あなたの症状や状態にあったサンプルを差し上げています。

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という方も、ご来店・ご相談お待ちしております。

 

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